
【 2026年度 事業計画 】
1事業目的
「子どもの問題研究所」(以下、「子ども研」)は、人の生涯にわたって生じる精神的課題への対処方略 として、幼少期からの「子育ち・子育て」援助・支援を位置づけ、2003 年の設立当初より子どもの主体性 と自由性を主軸においた具体的、実践的活動を継続してきました。これと相まって、人が共に地域の中で 育つことのできる社会の創造に寄与する課題を提言してきました。
現代の多くの母親は、多様化する家族環境、少子化といった時代状況の中で育ち、幼い頃から具体的な子育てに触れる 機会がないまま成長しています。しかも、人間関係がほとんど解体した地域社会の中で子育てせ ざるを得ません。スマホに依存した子育ては場当たり的で、子どもの将来的な発達が見通せません。それ によって子育て不安や孤立感を抱く母親が増加し、頻発している児童虐待の心理的背景になっています。精神的課題を抱える母親を支える「ヤングケアラー」とよばれる子どもの存在も知られるようになっています。
学校教育現場においては、「いじめ」や不登校児童・生徒の増加、貧困家庭や発達障害児への対応の 課題が深刻化しています。
このような状況に対処するため、「子ども研」は課題を抱える母親への子育て援助・支援、心理・教育相 談に関する学校教育現場へのスーパービジョン、また2024年に終了したNPO法人としての「茨精研ICCAM」と協働で、「子 育ち・子育て」援助・支援課題に係る研究活動を継続してきました。
2025年度は市町村への相談員派遣事業として桜川市に対応し、その中で現在の子どもを取り巻く社会状況の問題を把握してきました。2026年度はそれと併せ、「茨精研ICCAM」と継続してきた研究活動の成果とを踏まえ、「子育ち・子育て」援助、支援課題に係る具体的な事業の展開を図っていきます。
2事業内容
1)相談員派遣事業
2026年度は2025年度に引き続き、桜川市において実施する乳幼児健康診査(以下、健診)に相談員を派遣し、子どもの発達課題や保護者の抱える子育て課題への早期対応、個別の育児相談を実施します。
桜川市で対応している1歳6カ月健診、2歳児歯科健診、3歳児健診、5歳児健診はいずれも午後に実施していましたが、2026年度は1歳6カ月健診、5歳児健診の実施が午前となります。
2)研究活動
「子ども研」は2021年度「茨精研ICCAM」と協働で「風(FOO)」地下室を活用した貧困家庭の子ども支援事業の実施を検討しましたが、コロナの影響を受け事業の展開を見合わせることとなりました。コロナも収束した状況下、2026年度は「子ども研」設立の理念に則り、拠点となる場所、対象、支援内容を具体的に検討し、新事業の展開に向けて検討したいと考えます。
3「子ども研」の運営
1)所在地
水戸市見川 1 丁目 1183 番地の 2 メゾン・ド・リヴィエールB102
2)「子ども研」開設日
原則として、毎週水曜日及び土曜日午後。 ただし、留守電及び FAX による対応は随時行う
3)「子ども研」運営会議
原則として、毎月 1 回土曜日午前
4)職員
| 職名 | 氏名 | 所属・資格等 |
| 所長 | 高橋 寿子 | 精神保健福祉士・(元)レクリエーションコーディネーター 市乳幼児健康診査等相談員派遣対応 |
| 主幹相談員 | 高松 由加 | 常磐大学学生相談員 市乳幼児健康診査等相談員派遣対応 |
